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267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 00 57 00.02 ID PWrAzQOLo … ここはやや寒冷な、東北地方のとある県。 この地域も、アライさんの襲撃を受けていた。 自衛隊駐屯地が近くにない地域であり、比較的近隣である宮城の駐屯地から軍が派遣されている途中である。 現在は住人が避難中であり、警官隊が誘導を行っている。 一部地域は、住人の避難が完了しているが… アライさん3000「ふはははは!都心のアライさん達に続くのだ!」ゾロゾロ アライさん3050「こっちも便乗して、天下を取るのだ!」ゾロゾロ アライさん3075「凱旋なのだ!勝者の行進なのだぁ!」ゾロゾロ 75匹程のアライさんの群れが、1列になって行進している。 住宅街を乗っ取るつもりである。 アライさん3000「ふはははは!人間たちは恐れをなして逃げたのだぁ!」ザッザッ アライさん3050「今日からここはアライさんたちのお家なのだぁ!」ザッザッ 272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 03 37.94 ID PWrAzQOLo アライさん達の上空を、旅客機が通過していく。 …だが。 その旅客機よりも速いスピードで。 何かが、アライさんの群れの列に向かって突っ込んできた。 アライさん3001「ん?…なんかキーンって音がするのだ」 アライさん3002「何なのだぁ?」 大きな角の生えたフレンズ「うおおおおおおお!邪魔だああああぁっ!!」ズドドドドドド アライさん3000「!?」 突っ込んできたのは、目に野生解放の光を宿したフレンズであった。 275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 05 48.66 ID PWrAzQOLo 大きな角の生えたフレンズ「どけどけどけぇーーーーっ!!」ドッッゴオオォォ アライさん3000「」グシャア アライさん3025「」ベシャア アライさん3050「」ドグチャ アライさん3070「」ビッシャアアァッ 大きな角の生えたフレンズは、70匹のアライさんの列に真っ正直から突っ込み、 そして、通過していった。 衝突の衝撃でバラバラになって吹き飛ぶ70匹のアライさん達。 フレンズが過ぎ去った後には、原形がなにか分からなくなった、血と肉片ばかりが散らばっていた。 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 12 56.85 ID PWrAzQOLo … 同県内の住宅地。 避難警報が出され、住人達は避難場所へほぼほぼ避難完了している… はずなのだが。 少女「ぐがー…すぴー…」zzz マンションの部屋の中で、一人の少女が寝ていた。 獣の耳と尻尾が生えている姿からして、彼女もまたフレンズであろう。 携帯電話『ビーーーッビーーーッビーーーッ!緊急避難警報!緊急避難警報!アライさんの群が襲撃しています!各自、放送の指示に…』 少女「ん~…うるさいなぁ…」ピッ なんと、少女は警報の鳴る携帯電話の電源を切ると、 またすやすやと眠ってしまった。 …こんな危機的状況であるというのに! 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 17 53.18 ID PWrAzQOLo アライさん3076「ふははは!この家はアライさんがもらうのだ!」バァン アライさん3077「居心地良さそうなのだ!チビ達もきっと喜ぶのだ!」 アライさん3078「ん?誰かいるのだ。フレンズなのだ」 少女「すぴー…」zzz 少女の部屋へ、アライさん達が突入してくる。 だが、少女は相変わらず目を覚まさない。 アライさん3079「こいつも人間の仲間なのだ!」ブンッ アライさん3080「やっつけるのだ!」ブンッ アライさん達は、少女へクワやスコップを振り下ろし、叩きつける。 アライさん3076「ふはははは!よわいのだ!」ドカボカ アライさん3077「ゴミクズなのだ!」ドカバキ 285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 21 06.65 ID PWrAzQOLo 5匹のアライさん達は、少女へ武器を叩きつける。 何度も、何度も。 …しかし。 少女「すぴー…」zzz 少女は目を覚まさない。 それどころか、硬い金属の武器であれだけボコボコに叩かれたのに、 肌にはかすり傷一つさえない。 アライさん3076「何なのだこいつ!?硬すぎるのだ!」 アライさん3077「しかも起きないのだ!」 アライさん3078「なら…これを使うのだ!」キランッ アライさん3078は、大きな包丁を持ってくる。 アライさん3078「これでとどめなのだ!」ブンッ 少女の首筋へ、包丁が振り下ろされる。 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 23 43.96 ID PWrAzQOLo どずっと包丁が突き立てられる。 ……しかし。 アライさん3078「さ…刺さらないのだ…!」プルプル 首筋へ突き立てた包丁は、肌に一切傷を付けていない。 アライさん3079「な…何なのだ、こいつ」 もさもさの髪の少女「むにゃ…痛ってーなー…」ムクッ 少女は、寝癖がついたもさもさの髪をかきむしりながら、不機嫌そうに目を覚ます。 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 28 41.15 ID PWrAzQOLo アライさん3078「起きたのだ!や…やっつけるのだ!」バッ アライさん3078は、包丁を持って飛びかかる。 もさもさの髪の少女「あ?」ブンッ 少女は、アライさん3078へパンチを浴びせた。 アライさん3078「ごびゃッ!」ボパァン バラバラ なんと、パンチをくらったアライさん3078はバラバラに粉砕された。 それどころか、粉々になった骨が… アライさん3079「のだあああっ!」ズブシャアアア アライさん3080「ごぶえぇっ!!」ドブシャア 後ろの2匹へ散弾銃の弾のように飛んでいき、それらを蜂の巣にしたのである。 アライさん3078の破片「」バラバラ アライさん3079「」ドサァ アライさん3080「」ドチャッ もさもさの髪の少女は、パンチ一発でアライさん3匹を絶命させてしまった。 294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 33 37.12 ID PWrAzQOLo もさもさの髪の少女「やっばー…部屋が汚れちゃったなぁ」 アライさん3076「ば、ばけものなのだぁ!」ダッ アライさん3077「逃げるのだぁ!」ダッ アライさん2匹が、ドアから出ていこうとする。 もさもさの髪の少女「バケモノじゃなくて…」グイッ 少女は、拳を握りしめる。 もさもさの髪の少女「ケモノだよ♪」ブンッ もさもさの髪の少女のパンチは空を切った。 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 36 37.25 ID PWrAzQOLo 音速を超えたパンチは、文字通り『空を切り』、 ソニックブームを発生させた。 衝撃波はドアの外まで伝わり、アライさん達を吹き飛ばす。 アライさん3076「ごげぇっ!」ドシャア アライさん3077「ぶぎぃっ!」ドシャア 吹き飛んだアライさんは壁に激突し、その壁を大量の赤いペンキで染めた。 もさもさの髪の少女「ふぁ~…。昼寝してたら、夜になっちゃってた。何これ?どうなってるの?」スタスタ 少女は部屋の外へ出ていく。 298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 43 47.88 ID PWrAzQOLo やがて少女は、公園に到達する。 そこで少女が目にしたものは。 小ボスアライさん「この街は制圧したのだぁ!」 アライさん3081「この辺の人間は、老人ばっかで弱いのだ!」ウジャウジャ アライさん3131「次はどこに行くのだ?」ウジャウジャ アライさん3181「天下を取ったのだ!」ウジャウジャ アライしゃん3201「とったのだー!」 アライちゃん3211「なのらー!」ヨチヨチ 広間で集会をしている、100匹程のアライさん親子だった。 小ボスアライさん「ん?生き残りがいたのだ!やっつけるのだ!」 アライさん3081「倒すのだ!」ダッ アライちゃん321「やっちゅけりゅのらー!」ヨチヨチヨチヨチ 100匹程のアライさんの群れが、少女へ向かって襲いかかってくる。 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 48 57.14 ID PWrAzQOLo もさもさの髪の少女「…何で誰もいないの?近所の八百屋さんは?本屋のおっちゃんは?」ポリポリ アライしゃん3082「ごーとぅーへるなのだー!」トテトテ もさもさの髪の少女「みんな避難したからかな?」 アライさん3151「たあ~!」ドドドドドドドド アライさん達はこれだけの数。 対して少女はたった一人。 あまりにも戦力差が大きすぎる。 もさもさの髪の少女「…それとも、お前らが殺したからか?」ゴウッ 少女の目が光り、サンドスターの輝きに包まれる。 野生解放したのだ。 …つまり、少女は今の今まで野生解放は行っておらず、 素の身体能力で戦っていたことになる。 302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 51 37.91 ID PWrAzQOLo もさもさの髪の少女「畑の野菜に飽きたらず、人の命にまで…」ググッ 少女は、腕をぐっと引く。 もさもさの髪の少女「手ぇ出してんじゃねーぞ」ブンッ アライさん3081「」パァン 少女は、100匹はいるアライさんの群れのうち、先頭のアライさんたった一匹だけを殴った。 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 57 21.26 ID PWrAzQOLo その一撃だけで。 雷鳴のような轟音が鳴り響き。 突風が起き、地面がえぐれ。 並木が吹き飛び。 アライさん3082~3212「」パァン バラバラ 小ボスアライさん「」グシャアァッ バラバラ 100匹以上のアライさんは粉砕され、破片となって互いを粉砕し合い、風に飛ばされていった。 風が吹き抜けた痕は、どこまでもどこまでも血と肉片で染まっていた。 もさもさの髪の少女「ふわ~あ…掃除大変そうだなこれ…」スタスタ もさもさの髪の少女「みんなどこ行ったんだろ~…」スタスタ 少女は野生解放を解除すると、避難場所を探して再び歩き出した。 …場所が知りたいなら、携帯電話の電源をつけるだけでいいのだが…。 304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01 57 47.56 ID PWrAzQOLo つづく アライハザード⑩ ~フォアグライ加工場~その1 パート3へ戻る
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432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22 31 21.11 ID x3/E2jrao … 深夜。 森の茂みがガサガサと揺れる。 アライさん1「人間討伐なのだー!」ガサッ アライさん2「悪い奴をやっつけるのだ!」ガサッ アライさん3「成敗なのだ!」ガサッ アライさん4「わくわくするのだ」ガサッ アライさん5「まるでジャパリパークのアライさんみたいなのだ!」ガサッ アライちゃん1「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん2「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチ 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22 44 28.80 ID x3/E2jrao アライさんの成体の身体能力は、年相応…14~15歳の人間の少女と同等レベルである。 爪や牙が多少鋭いため、同年代の人間の少女より若干戦闘能力は高い。 …ときに、フレンズは心身を鍛え、レベルという概念的な数値を上げることで、 体内のサンドスターを消費し身体能力をブーストする「野生解放」の力を持つという。 だが、野生のアライさん達のレベルは低い。 野生解放の力に目覚めている個体はこれまで確認されていないのだ。 かつて人間の女性や、サバンナの2匹のネコ科少女、 そして大きな耳の相棒と共に旅をして、 セルリアンの脅威から人類を救った彼女とは… 戦闘能力に雲泥の差があるのだ。 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 22 50 23.01 ID su23wMa0O 何気に新情報があるな。ジャパリパークのアライさんがいたなら、このアライさんたちはいったい何なんだ・・・ 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23 01 06.98 ID x3/E2jrao アライさん2「憎き敵はどこにいるのだ?」ザッザッ アライさん1「あっちなのだ!アライさんは、あっちへ運ばれて、水に沈められたのだ!だからあっちに住んでいるに違いないのだ!」ザッザッ アライさん1は、浴槽があった場所へ向かっている。 そこは農夫の家の庭である。 アライさんの群れは、確実に農夫の元へ向かっていた。 アライちゃん1「はぁ、はぁ…つかれたのだぁ…」ヨチ…ヨチ… アライちゃん2「もうはしれないのだぁ…」ヨチ…ヨチ… こいつらは何のためについてきたのか。 成体のアライさんの歩行スピードに必死に追い付こうとしていたようだが、 這い這いでは到底追い付けはしない。 アライさん1「チビ達はアライさんがおんぶしてやるのだ」ヒョイ アライさん2「少しの間新しいお母さんになってたのだ。また甘えていいのだ」ヒョイ アライちゃん1「おんぶなのだー!おかーしゃんすきなのだー」キャッキャッ アライちゃん2「たのしーのだー!」キャッキャッ これから人を殺めようというのに、この緊張感のなさは何なのか。 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23 10 26.55 ID x3/E2jrao アライさん1「ん?くんくん…いい匂いがするのだ」 アライさん2「何なのだ?くんくん…美味しそうな匂いなのだ!」 アライさん3「戦いの前に腹ごしらえするのだ!」タタッ アライさん1「行ってみるのだ!」タタッ やがてアライさん達の群れは、柵の前で止まる。 アライさん1「ん?何なのだこれは?」 目の前にあるものは電気柵。 6段のワイヤーが張り巡らされており、最上段はアライさんの首あたりの高さである。 柵はぐるっと半径3メートル程の円をかくように張り巡らされており、 その中心からいい匂いが漂ってくるようだ。 アライさん5「何なのだこれは!?邪魔なのだ!」 アライさん2「邪魔なのだ。よいしょ」 アライさん2は、ワイヤーに足をかけ、上っていく。 どうやら、電気柵には電気が通っていないらしい。 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23 23 36.98 ID x3/E2jrao アライさん2「!みんな、こっちなのだ!いいものがあるのだ!」 アライさん1「アライさんもいくのだ」ヨジヨジ アライさん3「美味しそうな匂いがするのだ」ヨジヨジ 全てのアライさんが、電気柵をよじ登り、直径6メートルの円の中へ入った。 その中心にあるのは、少量の野菜炒めである。 ソースがたっぷりかけられており、美味しそうな匂いが漂ってくる。 アライさん1「美味しいのだ!美味しいのだぁ!」ガツガツ アライさん2「ああっ!アライさんが先に見つけたのだ!」ガツガツ アライさん3「待つのだ!アライさんにも残すのだぁ!」タッ 中心に到達した者から、我先にと野菜炒めにかぶりついていく。 アライちゃん1「あらいしゃんもたべたいのらぁ~」 アライちゃん2「たべさせるのだ~」 アライさん1「だめなのだ!これは戦いの前の腹ごしらえなのだ!」ガツガツ アライさん2「戦うアライさん達が食べるのだ!チビは食べなくていいのだ!」ガツガツ アライちゃん1「たべたいのだー!」ビエエエエン アライさん1 2「ふぅー、美味しかったのだ」ペロリ アライさん3「ああっ!」 アライさん4「アライさんの分が…」 アライさん5「ないのだ…!」 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23 27 50.45 ID x3/E2jrao アライさん3「な、なんでアライさんの分を残しておかなかったのだぁ!」 アライさん1「そんなのお前が遅かっ…」 そこまで言った瞬間。 アライさん4「のだっ!?」バタッ アライさん1「!?」 突然、文句を言ってかかったアライさん4が、その場に倒れた。 443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 23 28 08.43 ID UVXLYOINO こんなところに野菜炒めねぇ・・・ 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23 33 44.10 ID x3/E2jrao アライさん4「」ガクッビグッビグッバタッバタタタッビグンビグッバタタッ アライさん4は、倒れたまま手足をバタバタと震わせている。 アライさん5「お、おい?大丈…の゛だっ!?」バタッ アライさん3「!?」 アライさん4を心配して駆け寄ろうとしたアライさん5が、突然倒れた。 アライさん3「どうしたのだ!?」 アライさん5「ぐ、ぶ、ぐえ゛、か、ばっ…」ブシュウウゥ アライさん5の喉仏の右隣から、鮮血が吹き出している。 おそらく頸動脈を破壊されているのだろう。 アライさん1「な、何なのだこれは!こ、ここにいると危ないのだ!」 446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23 43 21.71 ID x3/E2jrao アライさん1「この囲いの中から出るのだ!」ガシッ アライさん2「逃げるのだ!チビ達、捕まるのだ!」ガシッ アライちゃん1「こわいのだぁー!」ビエエエエン アライちゃん2「もうおうちかえりたいのだぁ!」ビエエエエン アライさん3「このロープをよじ登って…」ガシッ アライさん3が、電気柵のワイヤーを右手で掴んだ瞬間。 アライさん3「んぎゃああああ゛ぁあ!」ビグッ アライさん3「いだいいだいいだいのだあああ!」ヒリヒリ アライさん3は、電気柵から手を離した。 アライさん3「何なのだこ…れ゛っ!?」バタッ アライさん3もその場に倒れた。 アライさん3「ああ!ぁああああああ!アライさんの!アライさんのあしが!いだいいだいいだいいだいのだあああああああ!!」ジタバタ アライさん3は、太腿を押さえたまま倒れ、ジタバタと暴れている。 アライさん1「に…逃げ…ぎゃっ!」ビグッ アライさん1は電気柵のワイヤーに触れ、即座に離した。 アライさん2「いだっ!な、何なのだこれ!さっきと違うのだ!触ると凄く痛いのだ!」 明らかに先程と様子が違う。 電気柵に、電源が入っている。 本来は、『囲いの中に入れないために』使われる電気柵が、 今は『囲いの外に出さないために』使われているのだ。 450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23 54 35.09 ID x3/E2jrao アライさん2「な、何なのだこれは!?なんでみんな、いきなり怪我していくのだぁ!?」 アライさん3「いだいいい!いだいのだあああ!あしがああああ!」ジタバタ どうやら、アライさん3は致命傷にならなかったようだ。 全く…だから、このクソ銃は嫌なんだ。 弾速は遅いし、チャージに物凄く時間がかかる。 おまけに威力も低いから、この20m程の距離からアライさんを仕留めるなら首を狙うしかない。 しかも弾速が遅いせいで、ちょっと風が吹いただけでも弾が反れる。 …だが、『発射音が小さい』という唯一の長所は、今この場において、絶大な威力を発揮する。 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23 59 07.95 ID x3/E2jrao おい、食通の友人。そっちの銃、空気のチャージは終わったか? 食通の友人「ああ終わった、ほいよ。そっちは預かるぜ」 サンキュー。 俺は食通の友人から、空気チャージが完了したエアライフルを受けとる。 そして撃ち終わった方のエアライフルを渡す。 さて。 俺は暗視ゴーグルでスコープを覗き込み、 残りの害獣へ狙いをつける。 アライさん1「ど、どこから逃げればいいのだ!」アセアセ アライさん2「そうだ、匍匐前進して、一番下の隙間から抜ければいいのだ!」ズリズリ 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 00 06 28.15 ID o7gv3W5yo アライさん2はワイヤーの下から抜けとうとしている。 アライさん2「う、うぅ…ここを通るのはきついのだ……」 アライさん2「地面をちょっと掘るのだ」ザクザク アライさん2が地面を掘っている。そのお陰で、頭の位置は上下左右にぶれず同じ場所に留まっている。 今が絶好のチャンスだ。 俺はアライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く。 456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 00 08 23.47 ID AiM/S2j5o スレタイ回収きたー 458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 00 12 22.82 ID o7gv3W5yo エアライフルから小さくバシュっと音が鳴る。発射音の殆どはサイレンサーに吸収されている。 狙ったアライさん2は、その場で仰向けにひっくり返った。 アライさん2「う…あ…な、ひ、あ…うぁ、あ…」ガクッビグッビグッバタッバタタタッビグンビグッバタタッ アライさん1「のだあぁ!?ま、またあ…!」 頭蓋骨を貫くにはパワーが足りないと思っていたが、 どうやらそんな心配はいらなかったようだ。 見たところ、頭蓋骨の一部を砕き、その破片が脳に食い込んだといったところか。 あれで完全にくたばるかは分からないが、動きを止めることができれば今はそれでいい。 462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 00 24 05.26 ID o7gv3W5yo アライさん3「うっ…ひぐっ…ぐすっ…脚がいだいのだあぁ…!」シクシク さて、成体でまだ動ける奴は、アライさん1だけだ。 アライさん1「ひぃ!あ、うわああああああああ!いやだ!アライさんは怪我したくないのだあああ!」タタタタタ どうやら動きを止めると撃たれることには気付いたのだろうか。 パニックを起こしたアライさん1は、円の外周に沿ってグルグルと走り回った。 アライちゃん1「こわいのだぁ!あらいしゃんおそとにでるのだぁ!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん2「にげるのだぁ!おうちかえるのだぁ!」ヨチヨチヨチヨチ アライさんの子供達が、電気柵の下をくぐり抜けようとしている。 参ったな、まさか奴らがガキを連れてくるほどバカだとは想定外だった。 このままでは脱出されてしまう。 おい、空気のチャージは? 食通の友人「ほいよ。やっぱ電気ポンプは便利だな」 同感だ。 農夫から電源を借り、電気式のポンプで空気を200気圧までチャージしている。 手でやるのとは充填速度が桁違いだ。 じゃ、こっち銃もチャージ頼んだぞ。 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 00 34 01.76 ID o7gv3W5yo アライちゃん1「でられたのだー!」スポッ アライちゃん1が電気柵の下をくぐり、外へ出た。 アライさん1「や、やったのだ、チビ!そのまま逃げるのだ!」 アライちゃん1「のだぁー!」ヨチヨチヨチヨチ 俺はアライちゃん1の進行方向へ照準を合わせる。 そして照準の中に入る直前に引き金を引いた。 少しの時間差の後に、アライちゃん1の顔が照準に入り、そしてその体が宙を舞った。 アライちゃん1「ぶぎゃっ!」グチャアァ アライさん1「ち、ちび!」 宙を舞ったアライちゃん1は、派手に内臓を撒き散らして地面に落ちた。 エアライフルといえど、あんな小さな小動物ならば、胴体を真っ二つに引き裂ける威力はあるのだ。 465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 00 40 34.44 ID o7gv3W5yo アライちゃん2「びえええええんっ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ アライちゃん2は、既に電気柵の外に出ている。 まずい。一匹たりとも逃がすものか。 食通の友人「ほい、次ィ!」サッ 俺は食通の友人からエアライフルを受けとる。 おい、食通の友人!お前も暗視ゴーグルは着けてるだろ。 チャージはもういいから、走って奴を追え! 食通の友人「わかった!」タッ アライちゃん2「こわいのやなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ アライさん1「ちび!そのまま逃げるのだ!…はぁ、はぁ…」ゼェハァ 俺は這い這いで逃げるアライちゃん2へ照準を合わせ…引き金を引く。 しかし、アライちゃん2のそばで砂埃舞うだけだった。 ちっ…外したか…! 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 00 45 35.46 ID o7gv3W5yo アライちゃん2「はぁ、はぁ…!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん2が、どんどん離れていく。 もはやこのエアライフルの射程距離外だ。 アライさん1「ちび!強く賢く生きるのだ!そして、この人間を必ずやっつけるのだー!」ゼェハァ アライちゃん2「おかーしゃん!いままでそだててくれてありがとうなのだ!おかーしゃんのこと、だいしゅきなのだぁ!」ヨチヨチ アライちゃん2「あらいしゃんは、いっぱいとっくんして、つよくなるのだぁー!」ヨチヨチヨチヨチ 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 00 50 43.45 ID o7gv3W5yo 食通の友人「お~っと、そうは問屋が下ろさないぜ」ガシッ アライちゃん2「のだっ!?」 アライさん1「ち、ちび!」 先回りしていた食通の友人が、アライちゃん2へ追い付き、尻尾を掴んで持ち上げた。 アライちゃん2「な、なんなのだぁ、ヒトしゃん、しっぽいたいのだあぁぁ」ジタバタ アライさん1「お、おい!アライさんの子供を離すのだ!」 食通の友人「^^」 アライさん1「な…何笑ってるのだ?」 やれやれ、またあいつが悪趣味なことを始めようとしている。 俺はエアライフルへポンプを装着し、空気をチャージした。 471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 00 58 16.23 ID o7gv3W5yo 食通の友人「これ何か分かるかな?そう、ゴム手袋~」 食通の友人「これをつけてっと。よいしょ」ガシッ 食通の友人はゴム手袋を自身の手へ着けると、そちらの手へアライちゃん2の尻尾を持ち替える。 アライちゃん2「ひ、ヒトしゃん!あらいしゃんをはなちてほちいのだ!あらいしゃんは、おかーしゃんとやくそくちたのだ!」ブランブラン アライちゃん2「おおきくなって、いっぱいきたえて、あらいしゃんたちをいじめたにんげんをやっつけるのらぁ!」ジタバタ 食通の友人「そっかー。それじゃあ、俺がトレーニングしてやるよ。お前を鍛えてやる」スタスタ 食通の友人は、スタスタと歩き、電気柵へ近付く。 アライちゃん2「ほ、ほんとなのか?おねがいしゅるのだ、あらいしゃんをきたえてほちーのだ!」 アライさん1「ちびを…助けてくれるのか?」 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 01 03 56.60 ID o7gv3W5yo 食通の友人「それじゃあまずは!!!!忍耐力の鍛練だあァアーー!」スッ 食通の友人は、ゴム手袋越しに尻尾を掴んで逆さ釣りにしているアライちゃん2を、電気柵のワイヤーへ押し当てた。 アライちゃん2「びぃぃっ!!!いだいのだああああ!」ビグンッ アライさん1「ちびぃ!」 アライちゃん2「いだいのやなのだあぁ!」グイン アライちゃん2は尻尾を曲げ、体を丸め、ワイヤーに触れないようにする。 食通の友人は、アライちゃん2が全身に力を込めプルプルと震えているのをゴム手袋越しに感じているようだ。 477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 01 08 59.07 ID o7gv3W5yo 食通の友人「そうだそうだ耐えろォ!い~い筋トレになるだろォォ!?」 アライちゃん2「もう…むりなのだぁ…!」プルプル アライちゃん2は限界を迎えたのか、力が抜ける。 すると再び背中がワイヤー触れた。 アライちゃん2「ぎびいぃっ!!」ビグンッ アライさん1「やめるのだ!こんなの特訓じゃないのだあぁ!」 食通の友人「じゃあてめえがこっち来て我が子を救ってみろやァア!」 アライさん1「う、うぅ、でも、このヒモに触ったらビリビリして痛いのだ…」 食通の友人「じゃあてめーのガキが苦しむ姿をそこで見物してるんだなあァ!」 アライちゃん2「びぎゃあああああ!!!ぁああああああ!!!!」ビグググッ アライちゃん2は再び尻尾や全身に力を込めようとするが、その度に力が抜け、ワイヤーに電撃をくらっている。 478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 01 16 01.06 ID o7gv3W5yo よし、エアライフルのチャージ完了だ。 俺はリングの中のアライさん1に狙いを定める。 アライさん1「もうやめるのだああ!チビが死んじゃうのだ!」タタッ 食通の友人「ぶら下げるんじゃ接触が悪いな。それじゃ…」ガシッ 食通の友人は、アライちゃん2の胴体を掴むと、直接ワイヤーへ押し当てた。 ドアノブを握って押すような感じだ。 アライちゃん2「びゃああああああああああああ!のぁあああああああああああああああ!ああああああああ!」ビグググッ 食通の友人「ヒャーーーーハーーハハハァーーーー!!!身体中ビリビリしてい~い特訓になるだろォ?」 食通の友人「将来に備えて、今のうちにやっておけや!人間に挑んでブザマに負け、拷問されたときの特訓をなあァアア!」 479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 01 22 03.91 ID o7gv3W5yo アライさん1「やめるのだあああ!」タッ アライさん1は我が子を救うため、ワイヤーへアライちゃん2を押し付ける食通の友人の方へ向かって走った。 アライさん1「チビを離すのだ!」ガシッ アライさん1はワイヤーの隙間に手を突っ込み、食通の友人の腕を握る。 アライさん1「ちびを!離すのだぁぁ!」グググ そして食通の友人の腕を、リングの外側方向へ押す。 アライちゃん2は、少しずつワイヤーから離れていく。 食通の友人「ふはは、いーぞその調子だ。ふんっ!」ガクッ 食通の友人は、腕を急に下へ動かす。 するとそれを握っていたアライさん1の腕が、ワイヤーに触れる。 アライさん1「いだいのだああああああああああああああ!!!があああぁあああ!う゛ぁあああああ!」 なんと涙ぐましいことだろうか。 我が子を救うため、アライさん1は必死に電気柵の痛みに耐え、食通の友人の腕を外へ押しているのだ。 480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 01 23 29.77 ID o7gv3W5yo つまり、アライさん1はその体勢のまま、あまり動かないのだ。 ここが好機! 俺はアライさん1の頭を狙い、エアライフルの引き金を引いた。 482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/19(土) 01 27 09.13 ID o7gv3W5yo つづく 農家への報復・その4 パート1へ戻る
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290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22 22 41.88 ID im6i/2x60 アライさん殲滅物語 便利屋「ふう・・・ 畑仕事はきついなあ」 おかん「おつかれさん。午後は害虫駆除の仕事でしょ?」 便利屋「あ!そうだった!」 俺は、急いで害虫駆除の準備に取り掛かった 都会に就職して数年働いていたのだが、実家の父親が腰を悪くして農家を手伝うために辞めた 需要は少ないものの害虫駆除の仕事やほかの雑用もすることにした 都会で暮らしていたころよりも収入がいいのは何という皮肉か・・・ しかし、この農家の日々が嫌いというわけではない むしろ性に合っているようにも思える 忙しいながらも充実した日々を過ごしていた・・・ のだが・・・ 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22 27 26.33 ID im6i/2x60 便利屋「アライさん?」 おとん「そう、アライさんだよ。害獣のアライグマのフレンズの」 おとん「お隣さんの畑に出たらしくてな。お前、害虫駆除の仕事もやってるからついでにやってくれよ」 便利屋「やだよ。あのキモイやつだろ?」 おとん「金は払う」 便利屋「ご利用ありがとうございます」 俺は金に釣られてアライさん駆除をすることにした ガキの頃にも悪さをしているところを石を投げて追い払ったことがある まあ、ちょっと小突けば済むだろう 292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22 35 04.01 ID im6i/2x60 ~翌日~ 俺はアライさんを探しに山の中を歩いていた 山の空気はきれいだなあとのんきなことを考えていた すると、 ???「おい、そこのお前!ここはアライさんの縄張りなのだ!」 耳に障る声、一人称が自分の名前、えらそうな口の利き方・・・ そう、アライさんである 便利屋「おい、ころすぞ。人里に現れるな」 アライさん「な、なんなのだお前!いきなり何を言っているのだ!」 アライさんに突っ込まれた 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22 56 18.27 ID im6i/2x60 便利屋「んなことどうでもいい。おまえだろ?畑荒らしている害獣はさ」 アライさん「アライさんは害獣じゃないのだ!畑って何なのだ?アライさんはお野菜食べただけなのだ」 便利屋「荒らしてんじゃねえか あれは人間様のものなんだよ」 アライさん「あれはアライさんが見つけたのだ!アライさんのものなのだ」 こいつと喋っても時間の無駄だ 適当に小突いて人間様の偉大さを叩きこんでやる 便利屋「ちょこざい!」ブン アライさん「タコス!」ゴチーン 便利屋「さっさと消え失せるんだな お前にも家族がいるだろう(いたらころす)」 アライさん「こんな悪事ゆるせないのだ!たあ~」ドタドタ お決まりのタックル・・・ 余裕でカウンターができる アライさんの顔面にこぶしを叩きこんだ アライさんのタックルで無駄に加速がついているから威力もそれなりだ 俺は右手首を痛めた 294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23 04 22.85 ID im6i/2x60 便利屋「くっそぉ~・・・ いってー・・・」ジンジン 俺は右手首をさすりながらアライさんの無様な姿を眺めた アライさんはギャグマンガみたいに両方の鼻の穴から血を流している 顔はよく見ると体毛でおおわれている 肌と思っていたところは肌色の毛でおおわれている どうやら素肌だと思っていた部分はすべて体毛でおおわれているようだ 気持ち悪い 口の周りはなんだかわからない汚れや食べかすが付いている 服?にもついている アライさんがしゃべっている間ずっと変なにおいがしていると思ったらこれが原因のようだ 本当に不快な生き物だ アライさん「ゆ・・・ゆるせないのだ」ワナワナ 便利屋「おだまり!」 俺はアライさんを踏んづけた アライさん「のだ!きゅるるるるる!」ガブ 便利屋「あいってえええええええーーーー!」 何と害獣がかみついてきやがった 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23 10 26.23 ID im6i/2x60 俺はのたうち回った 傷口をみると血があふれてきた 腐ってもアライグマか アライさん「まだおわりじゃないのだ!」ザク 便利屋「ぎゃあああ!!」ザシュ アライさんに引っ掻かれた 尋常じゃなく痛い 服だけじゃない 皮膚まで切られた 血が地面に滴り落ちるほど流れてきた あれ?やばくね?つーかアライさん強くね? あ・・・ 俺が追い払ったのアライちゃんだわ 道理で簡単だったわけだ 便利屋「いちちち!アライさんストップ! そうだ!話し合おう!」 アライさん「ころすと言って襲い掛かってきたやつと話すことなんて何もないのだ!」 ごもっともである アライさん「とどめなのだ!たあー!」どたどた 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23 16 23.83 ID im6i/2x60 アライさんが除草を付けてタックルをかまそうとする 俺は慌てて地面に何かないか探った 左手が何かをつかんだ 俺は無我夢中でアライさんに振った アライさん「ぎゃん!のだああああ!!」ジタバタ 顔をあげてアライさんを見ると右目に何かが生えている 木の枝である アライさんが痛みにもがくたびにブンブンと振り回されている 便利屋「ひいい!」 俺は恐怖のあまりはたいた ブチッと嫌な音がして木の枝が落ちた 先端には眼球が突き刺さっていた アライさん「あああああ!逃げるのだああああ!」ダッ アライさんは逃げ去った 297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23 32 25.38 ID im6i/2x60 その後、逃げ帰った俺は親父にこっぴどく叱られた 農家ならアライさんの厄介さは痛いほどしているはずだ それなりの装備をしろ 害虫駆除の仕事をしているんだからあるだろう それ以前にコンビニに買い物に行くような恰好で行くなんてあほか、と・・・ 完全に油断していた・・・ 脛、腕併せて五針縫った 寄生虫や狂犬病の危険性はないが本当に痛い目にあった・・・ ちゃんと準備するべきだったのだ・・・ つづく 298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23 47 09.40 ID sXfUp9cpO 乙です! 手に汗握る、緊張感溢れる戦いでした 圧勝はできないけどギリギリで勝った、好きなパワーバランスです 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/30(金) 00 10 24.82 ID NPJuXrido 乙 逃げたアライさんがどうなるか気になる アライさんのssへ戻る
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892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 15 48 21.81 ID 5gxRVRBd0 アライちゃんプルーなのら https //i.imgur.com/1WnyB2u.jpg 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 16 47 00.36 ID WxRbVwOb0 チャンプルーの旨味がアライさんの醜さで打ち消されている素晴らしい料理 896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 17 11 52.45 ID dxSD7Mgf0 チャンプルーの美味しそうな見た目を ゲロ以下の汚物のような物体にさせるハエガイジすごい 902 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/18(月) 20 58 44.12 ID NnVYTPTIo 画像作品ありがとうございます! 892 美味しそうですね…チャンプルーのとこだけは。 絶望的な表情がイイです 清掃員とキツネとブラウンP パート4へ戻る
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【ミリマス】志保「私に、妹」 執筆開始日時 2018/01/24 元スレURL https //ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1516742150/ 概要 ※志保の口調がぶれます。ぶれます。 === 志保「ある日の765プロ劇場にて、何気ない会話が私の興味を刺激した」 やよい「そうしたらウチの妹が」 まつり「姫の妹も同じなのです」 このみ「私の場合、『いい歳なのに似合ってるね~』とか言われちゃってぇ」 貴音「ふふっ。どの家の妹も少なからず、姉に対する憧れの気持ちがあるようですね」 志保「家族談義、ううん。"妹談義"に花を咲かせるメンバーを見て」 志保「内容はそう、『姉のアイドルとしての活動を、妹はどう見ているか?』」 志保「……気になる」 タグ ^北沢志保 ^高槻やよい ^四条貴音 ^徳川まつり ^馬場このみ ^最上静香 ^高坂海美 ^豊川風花 ^伴田路子 ^伊吹翼 ^星井美希 ^矢吹可奈 まとめサイト アイマスSSまとめサイト 456P アムネジアss大全 あやめ2nd えすえすゲー速報 エレファント速報 おかしくねーしSSまとめ ネコミミss速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ ホライゾン SS速報 SSでレッツゴー SS宝庫~みんなの暇つぶし~ SSびより SSまとめプラス SSマンション SS 森きのこ! SS2chLog YomiCom wiki内他頁検索用 コメディ ミリオンライブ 作者◆Xz5sQ/W/66氏 北沢志保
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【ミリマス】育「戦いの終わり」 執筆開始日時 2017/12/16 元スレURL https //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513351782/ 概要 たたかいのはじまり | サイトロ #pixiv https //www.pixiv.net/novel/show.php?id=7583500 この作品に敬意を込めて まるでわたしのことを避けるように、ブーケが私の頭を駆け抜けていく。 「育?」 もちろんブーケに意思なんかない。 白いアネモネと水色のスカサビオのシルクフラワーをまるく組み合わせたブーケは、わたしの親友の桃子ちゃんの手の中におさまっていた。 「どうかした?」 「育、どんな顔してるかなって」 「趣味わるいなー」 そう言ってブーケと桃子ちゃん、そして投げた花嫁さんとを見比べてみる。 さっきまでちょっと泣きそうだったんけれども、アイドルとして、いや女性としてどうなのよと言いたくなるほど泣いている恵美さんとエレナさんのお世話で、すっかりひいちゃったみたい。 もったいない。二人とも気合入れてメイクしてたのに……。 タグ ^中谷育 ^周防桃子 まとめサイト アイマスSSまとめサイト 456P アムネジアss大全 あやめ2nd えすえすゲー速報 えすえすログ エレファント速報 おかしくねーしSSまとめ だる速 ネコミミss速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ SS速報 SSでレッツゴー SSびより SSまとめプラス SS2chLog wiki内他頁検索用 Pドル しんみり ミリオンライブ 中谷育 恋愛 数年後 誕生日
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琴葉「私なりに、ワガママを」【ミリマスSS】 執筆開始日時 2018/02/08 元スレURL https //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518091323/ 概要 (劇場事務所) 琴葉「美咲さん、お疲れさまです。何ですか、私に用って?」 美咲「お疲れさまです、社長さんからのお知らせですよ。」 琴葉「社長から?」 美咲「はい。なんとぉ…」 美咲「じゃーん!最近頑張っている琴葉ちゃんに、スペシャルボーナスをプレゼント、だそうです!」 琴葉「えっ?」 美咲「えへへ。正確には先日のソロツアー成功のお祝いに、ご褒美を差し上げたいんだそうです。それで何か欲しいものがないか聞いておいてくれ、と言われまして。」 恵美「おおっ、珍しく社長が太っ腹だね〜。良かったじゃん琴葉。」 琴葉「急に言われても。ライブで成功するのはアイドルとして当然の事だし。」 恵美「いいじゃん、遠慮なく貰っておけばいいんだよ。」 美咲「そうですよ、せっかくの社長さんからのお申し出なんですから。」 琴葉「うーん。でもあのツアーが成功したのは手伝ってくれた恵美やエレナ、それにプロデューサーや美咲さん、スタッフ皆さんのおかげですし。私だけがご褒美を貰えるというのはちょっと…」 恵美「気にしない気にしない。琴葉が貰えるんならさ、アタシ達にもいつかくれるかもしれないんでしょ?」 美咲「そうですね、恵美ちゃんの頑張り次第ではそういう事もあると思いますよ。」 タグ ^田中琴葉 ^所恵美 ^青羽美咲 ^高坂海美 ^宮尾美也 ^大神環 ^永吉昴 ^秋月律子 ^音無小鳥 まとめサイト アイマスSSまとめサイト 456P アムネジアss大全 あやめ2nd えすえすゲー速報 エレファント速報 おかしくねーしSSまとめ ごちゃまぜオールマイティ さんぞーのblog ネコミミss速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ ホライゾン SS速報 SSでレッツゴー SS宝庫~みんなの暇つぶし~ SSびより SSまとめプラス SSマンション SS 森きのこ! SS2chLog YomiCom wiki内他頁検索用 ほのぼの シアターデイズ ミリオンライブ 作者◆UEry/CPoDk氏 田中琴葉
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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 00 18 11.54 ID LAVapLWVO ジビエ料理店『食獲者』。 本日は休業だというのに、その店へ向かう車がある。 車は店の裏の駐車場へ停まった。 どこのどいつだ? 休業日と知っているのに、店を訪ねる奴は。 俺だ。 俺は店に裏口から入っていく。 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 00 21 10.04 ID MbUOQXZyo 奥へ入っていくと、リビングへ着いた。 リビングでは店主がテレビを見ている。 よう。 食通の友人「よ、ハンター」 なに観てるんだ? テレビにはアライさん達が映っているようだが。 食通の友人「知らないか?衛星放送でやってる、『アライデスゲームTV』だ」 聞いたことがある。 とびきり悪趣味な番組だとな。 食通の友人「まあそう言うな、あれでなかなか経済を回してるんだぜ」 5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 00 23 55.55 ID MbUOQXZyo 食通の友人「よく漫画や映画で、『デスゲーム』ってのあるだろ?人が命をかけてゲームするやつ」 ああ、最近の流行りだな。 食通の友人「当たり前だが、あれを実際にやるわけにはいかない。人が死ぬわけだからな」 当然だ。 食通の友人「だが、それをやっちゃおうっていうのがこの番組だ。捕獲したアライさん達に、デスゲームをさせるって番組だ。視聴率はパないぜ」 はぁ…。 何が面白いかさっぱり分からん。 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 00 29 24.34 ID LAVapLWVO 駆除するなら、さっさと殺してしまえばいいんじゃないか? 食通の友人「分かってねーな。ここの番組のアライさんは、保健所から例のサービスで買ったやつだ」 食通の友人「テレビ局はそれで儲かるし、アライさんを売った金で国家財政も潤う。そうなりゃアライさん駆除予算も増額。いいことじゃねえか」 はぁ…うまいこと考えるもんだな。 食通の友人「ただ一つ、この番組には問題があってな…」 問題だらけだと思うが…一応聞いておこう。何だ? 食通の友人「みんなバカ過ぎて、頭脳戦も駆け引きもねえんだ!!!」 なるほど。 観てる感覚としては、初めてのお使いやご長寿クイズに近いんだな。 10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 00 42 27.92 ID MbUOQXZyo ~登場人物~ 俺(♂) 猟師であり、アライさんを仕留めによく山へ行く。 仕留めたアライさんは、保健所へ持っていく他、ジビエ料理店『食獲者』への売却もしている。 食通の友人(♂) ジビエ料理店『食獲者』の店主。 アライさんを料理して客に出している。 ネットでは『ショクエモンP』のハンドルネームで支持を集めている。 大臣(フレンズ) フレンズ省の大臣。 アライさん駆除活動の資金集めに今日も頭を悩ます。 驚くと体がシュっと細くなる。 ブラウンP(フレンズ) アライさんジビエ料理人の一人。 食通の友人をライバル視している。 恐怖や苦痛、絶望や嗜虐の表情の写真を取るのが趣味らしい。 11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 00 45 28.47 ID fmLFjA4iO 続きは次回 ブラウンPvsショクエモンP その1 パート2へ戻る
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554 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 00 08 34.76 ID fRfbjI3To … 食通の友人は、森の奥へ歩みを進めた。 食通の友人「ついエアライフル借りてきちまったけど…俺が持ってても銃刀法違反だよなコレ。俺免許持ってねーし」ザッザッ アライさん3「よかった、脚の血が止まったのだ…」 アライさん3は太腿を撃ち抜かれていたが、大腿動脈などの急所は傷付いていなかったようだ。 単体回復のスキルのせいか、既に傷はかさぶたで覆われて血が止まっている。 食通の友人「…バケモノめ…」ザッザッ アライさん3「ん!この辺なのだ!おーい、チビ達!アライさんのお出ましなのだ!」 食通の友人「どっちだ?」 アライさん3「あの木に空いてる穴の中なのだ!」 555 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 00 21 09.71 ID fRfbjI3To 食通の友人「ここか?」ジロジロ 食通の友人「…顔が見たいな。お前に似て可愛い顔してるんだろ?」 可愛い顔とは言うが、アライグマのフレンズは若干(?)つり目気味であり、フレンズ愛好家の間でも賛否両論… 好みが分かれる所である。 もっとも、アライさん達をフレンズの少女でなく、汚らわしい害獣としか見ていない者にとっては、 その比較的整った顔も虫の擬態か何かのようにしか見えないとのことである。 食通の友人「子供達を出してくれたら…、そうだな、さっき約束もしたし。ご飯にしようか」 アライさん3「本当なのか?」 食通の友人「本当だ。俺は約束は必ず守る。さっき言った通り、子供達のところへ帰ることを許してやっただろう?」 アライさん3「わかったのだ!おーい!チビ達!出てくるのだ!」パンパン アライさん3が手を叩く。 すると、木に空いた穴から声が聞こえてくる。 アライちゃん3「おかーしゃんなのだー!」ヒョコ 木の穴から、アライさんの子供が顔を出す。 アライちゃん4「しょーしゃのがいせんなのだー!」ピョコ アライちゃん5「おかーしゃん!わるいやつやっつけたのだ?あしたからまたおいしーおやさいたべれりゅのだ?」ヒョコ アライちゃん6「おまんまほちーのら!」ヒョコ アライちゃん7「なのぁー!」ヒョコ 食通の友人「ヒャア5匹も!こりゃ大漁だァ!」 557 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 00 31 44.20 ID fRfbjI3To 食通の友人「さー腹減ったろ。ご飯にするぞ。さ、籠から出な」ガシャ 食通の友人は、籠の蓋を開け、アライさんを外に出す。 アライさん3「チビ達!出てくるのだ!こいつがご飯をくれるのだ!」 アライちゃん3「ごはんなのだー!」ワイワイ アライちゃん4「みんなでたべるのだー!」キャッキャ 子供達が、一匹ずつ木の穴から下りてくる。 アライちゃん5「わるいやつやっつけたうえに、どれーまでつれてくるなんて、おかーしゃんはいだいなのだぁ!」ヨチヨチ アライちゃん6「のぁー!」ピョコ アライちゃん7「なのらぁー!」ヨチヨチヨチヨチ 食通の友人「ご飯を…『あげる』?そう言ったっけ?」スッ 食通の友人は、アライさん3の背後で、5キロはあろうかという大きなハンマーを振り上げる。 そして、そのハンマーをアライさんの後頭部へ振り下ろした。 アライさん3「のぐゃっ!!?」ドボギャ 食通の友人「ヒィーーーット!!!!」 アライさん3はその場に昏倒する。 558 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 00 37 03.75 ID fRfbjI3To アライさん3「あ、ぁ、う、ぅぁ、ぉ、ぁ、あぁあぁ、あ」ガクガクビグンッビグググッビグンッバタバタタバタッ 食通の友人「うん。いーいゴキガイジムーブだ」 アライちゃん3「!?」 母親が目の前で殴り倒されるのを見た子供達。 アライちゃん3「な、なにするのだー!」 アライちゃん4「おかーしゃんをいじめるな!あらいしゃんがやっちけちゃうのだ!」 アライちゃん5「おかーしゃん!!めをさますのだぁ!おがーしゃん!」グイグイ アライちゃん6「やなのぁー!こぁいのぁー!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん7「びえええええんっ!」ヨチヨチヨチヨチ 食通の友人「さーて回収タイムといくか」ガシッ アライちゃん7「いーーやーー!やーなーのぁー!」ジタバタ 食通の友人は、一番小さな子供を捕まえると、籠へ入れる。 559 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 00 40 28.92 ID fRfbjI3To アライちゃん4「ひとしゃんなんて、らくちょーなのだ!えい!」ペチッ 食通の友人の足首を、右手で叩くアライちゃん4。 アライちゃん4「やぁ!」ペチッ 左手で足首を叩く。 アライちゃん4「たあ~」ペチッ 右手。 アライちゃん4「ふははは!てもあちもでないのらぁ!あらいしゃんはさいきょーむてきなのらぁ!」ペチッ 左手… 560 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 00 47 09.25 ID fRfbjI3To アライちゃん4「あらいしゃんのつよさに、びびってるのらぁ!」ペチッ 再び右手が足首を叩く… アライちゃん4「やーい!よわむしなのだ…」ブンッ アライちゃん4が左手で足首を叩こうとした瞬間、 食通の友人はその足を上げた。 アライちゃん4「のぁ?」スカッ 体勢を崩したアライちゃん4は、その場で転がる。 アライちゃん4「のぁっ」コロン 食通の友人は、アライちゃん4の小さな小さな左手に向かって、靴の踵に全体重を乗せて勢いよく踏みつける。 食通の友人「死ねェエェーーーーーーーッ!!!」ドグシャアア アライちゃん4「あぎぃゃぁああぁあああぁあぁあ゛あ゛ぁあ゛ァァーーーーーっっっ!!!いだいのらぁぁーーーーーーーっ!!!!!」 562 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 00 53 48.80 ID fRfbjI3To 食通の友人「2匹目」ヒョイ アライちゃん4「いだいぃーーーーっ!!!あらいしゃんのおててぇーーーーーーっ!!!おててがぁーーーーーっ!おがーしゃーーーんっ!おがーしゃんだずげでええええええっ!」ビエエエエン 食通の友人は、泣きじゃくるアライちゃん4を籠へ投げ入れる。 その左手は道路で車に潰された虫のようにペタンコになっており、骨が突き出ている。 アライさん3「あ…ぅ…どこ…なのら…ちび、たち…ぅ…ごちそうは…どこなのら…」ガクガクビグンッビグンッ 母親は何やらうわ言を呟いている。 三途の川で野菜でも洗っているのだろうか。 アライちゃん3「にげるのだー!」ヨジヨジヨジヨジ アライちゃん6「のぁー!」ヨジヨジ アライちゃん5「びええええん!」ヨジヨジ 子供達3匹は、巣穴へ向かって木をよじ登る。 564 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 00 58 31.02 ID fRfbjI3To 食通の友人「はいもう一匹ゲットー」ガシ アライちゃん5「はなすのぁー!びええええんっ!こわいのらあぁ!おがーしゃん!おがーしゃーーーんっ!」ジタバタ こいつも籠へ投げ入れる。 アライちゃん3「おうちかえるのだぁ!」スポッ アライちゃん6「なのらー!」スポッ 2匹が巣穴へ潜ってしまった。 565 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 01 04 23.69 ID fRfbjI3To 食通の友人「この辺かな?」ズボッ 食通の友人は、巣穴へ手を突っ込んだ。 食通の友人「どーこだ」ゴソゴソ 巣穴の中で、アライちゃんが食通の友人の手をバリッと引っ掻いた。 食通の友人「ッッ痛」ズボッ 食通の友人は、巣穴から手を引っこ抜いた。 食通の友人「ハァ…ハァ…なめやがって…」ガシッ 怒りに震える食通の友人は、先程母親の頭をぶん殴った5キロハンマーを握る。 567 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 01 08 56.22 ID fRfbjI3To 食通の友人「くたばりやがれェェーーーーーーッ!!」ブンッ 振りかざしたハンマーは木の穴よりやや下に当たり、その表面を打ち砕いた。 アライちゃん3「ぎびぃいぃいぃーーーーーーーーーっ!!!!!!!」 ハンマーをどけると、砕けた木の破片にはさまり、アライちゃん3が血まみれで巣穴の壁に貼り付いていた。 食通の友人「食えるかなぁこれ…まあいいや、4匹目」ヒョイ ポイッ アライちゃん3「」ベチャッ アライちゃん3「」ビグンッビグググッバタッバタッ アライちゃん3は籠の中へ入れられた瞬間、手足を小刻みに震わせた。 569 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 01 15 07.19 ID fRfbjI3To 食通の友人「さて」 アライちゃん6「ぴ、ぴいぃ!」ガクガクブルブル アライちゃん6は、巣穴の奥でがたがたと震えている。 アライちゃん6「のぁ、なのあぁぁ!」プルプル 食通の友人「これでラスト」ガシッ ヒョイ アライちゃん6「…!」ジタバタ アライちゃん6は食通の友人に握られる。 アライちゃん6「がぶっ!」ハムッ 食通の友人「!」 食通の友人は、アライさん6を握った手を高々と上げる。 食通の友人「ッッ痛ェーーーなクソガイジハエゴミがあぁーーッ!」ブンッ そして籠の上面へと、思い切り叩きつけた。 アライちゃん6「ぎぴぃーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」ガシャンッ アライちゃん6は、鉄製の籠の上面へ叩きつけられて大きくバウンドし、草の上に落ちた。 アライちゃん6「」グッタリ 食通の友人「手間かけさせやがって。よいしょ」ガシッ ポイッ アライちゃん6を籠へ投げ入れる。 571 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 01 26 00.46 ID fRfbjI3To 食通の友人「フゥー、フゥー…。勿体ないことしたな…。五体満足だったのに、半分くらい半殺しにしちまった」フゥーッフゥーッ 食通の友人「フレンズには寄生虫も病原体も無いとはいえ…、野生の獣に引っ掻かれ、噛みつかれるってのは生きた心地がしねえな」ゼェハァ 食通の友人「そして、最後に」ガシッ アライさん3「あ、ああ、ち、ちび、ちびたち、どこなのだ」ガクガク 食通の友人「お前らの大好きなママを、籠に入れてやるよ」ポイッ 食通の友人「クローズ」ガシャ 食通の友人は、籠を閉める。 573 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 01 28 28.09 ID fRfbjI3To 食通の友人は、籠の中を覗き込む。 アライさん3「」ピクピク アライちゃん3「」ビグンッビグググッバタッバタッ アライちゃん4「あらいしゃんのおててがぁぁーーーーーっ!」ビエエエエン アライちゃん5「おがーしゃん!おきて!おぎるのだあぁぁ!またわるいやちゅが!あらいしゃんたちをいじめるのだ!おきてやっちゅけるのらぁ!うええええんっ!」ユサユサ アライちゃん6「」グッタリ アライちゃん7「だちてー!」ヨチヨチヨチヨチ 食通の友人「はは!籠の中は阿鼻叫喚の地獄絵図だ!おもしれー!まるで動物園みてーだ!」 食通の 友人は籠を持ち、森に入ってきた道を戻った。 572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 01 26 07.48 ID xC7T4dIbO 質問なんだけど、ショクエモンPはアライさん料理専門店なの? あと、アライちゃんの方は極力生け捕りにしようとしているのにも理由があったり? 574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/22(火) 01 29 04.67 ID fRfbjI3To つづく 572 後程その辺は描写するかも 特定有害フレンズ駆除促進のための法律 パート1へ戻る
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え~と辛口コメントありがとうございます・・・ 自慰小説ですか・・・ まぁ たしかにそうですね・・・ ここまで言われると逆に清々しいくらいです・・・ 一応私なりに他のSSを読んだり映画を見たりなどで勉強はしているのですが・・・ まだまだ足りないようです・・・ しかし今更ながら思うのですが管理局はなのはのような幼い少女の力を借りる必要性はあったのでしょうか? 民間人と言っている時点で個人の意思は別にしてもう関わる必要性はないはずなのですが・・・ 貴方の言う通り他のSSの影響は受けてはいますがSSや映画の方を見ているとどうも納得いかない部分や、やる必要はあるのかという部分があるので私は管理局が嫌いです。 極力頑張って勉強はしてみます。 ただ私は我が道を行くタイプなのでお気にめさないかもしれませんがどうか暖かい目で見守ってはいただけませんか? あと誤字の報告ありがとうございます 「すまん。SS速報は好きじゃないんだ」 それが 1の出した選択であった。 別に本気でSS速報が嫌いなわけではない。だが彼は不安だったのだ。 なぜなら―――― 「禁書ssスレがこんなに……!?」 生半可な書き手である 1にとってSS速報の壁はあまりにも高く、そして厚かった。 目の肥えた読者たちが跋扈する、まるで獄中のような厳しさを耐え切る自信と技量が 1にはなかったのだ。 あんなところで書いたところでレスはもらえない。そのことを一番理解しているのは 1自身であった。 「SS速報でやれよ」 「建て直しすんな」 誤謬なき野次が 1の信念を掻き乱し、欠けたガラスのように鋭利な言葉が 1の心を抉った。 「……」 返す言葉が見当たらない。否、下手な返答をすれば『叩かれる』ことを理解した上でのスルーだった。 それ故、彼は『好きじゃない』とどうにでも取れるような『逃げ』を意識した返答を出すに留めたのだ。 しかし、その答えはSS速報の内情を知る者たちの失笑をかってしまうほどの悪手であった。 SSスレは改行や投稿制限がVIPとは比べ物にならないほど緩やかで、書き手にとってはVIPよりも遥かに良好な環境であるからだ。 (俺はなんとしてもVIPで書ききる……! そしてss乞食共から賞賛レスをかき集めてまとめに載り、名作を作った神として歴史に名を刻むんだ……!) ――その日の夜中、 1が立て直したssスレは無情にもdatの欠片となり電子の海へと消え入った。 http //hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1310915188/429-430 がどこから持ってこられたのかが不明 ポコポコ投入したオリジナル設定でリアリティを表現したつもりになってるんだろうけれど 結局それで何を書けるわけでもなく、設定に沿った惰性的な話が続くだけ 面白いものを書くためのノウハウを持たず、それっぽい文章を積み上げるだけで悦に浸ってるタイプ 読んでる奴らも話が展開するのを眺めていたいだけ サザエさんを見てるのと似たような精神状態 こういうのが増えて平均レベルが下がると、SSスレを開いて読もうという気力が削がれるのでやめてほしい あーインスピレーション湧いてきたわ 続き書いていい? 結構有名な書き手なんだが 終わりです!読んでくださった方々、支援してくださった方々、本当にありがとうございました! 特に毎回支援してくれた方、本当に感謝しています! はじめての連載だったので、最初は投下レス数が異常に少なかったりして、 まぁ今もまだまだ未熟ですが、楽しかったです! 話の中にちょっとした矛盾もあるかもしれませんが、それも未熟なので許してください。 ほんとうにありがとうございました! 最後までお読み下さり、誠にありがとうございます。 皆様、お気づきかもしれませんが、この話のテーマは“家族愛”です。 人と人との関係が希薄な昨今、やはり最後まで味方でいてくれるのは家族だけだと思います。 皆様にこの作品を通じて、家族の大切さを再認識していただけたらと思います。 長々とお付き合いいただき、重ね重ね感謝の言葉を述べさせていただきます。 最後にこのような駄文を載せることは蛇足と思いながらも、謝辞を言わせていただきます。 自分は、物書きとしてまだまだだと思いました。 力量不足のため、わかり辛い表現が多かったことも多々あったと思います。 それでもお読みくださった皆様に御一層の発展を願います。 すごく読み応えがあっておもしろかった SSとは思えないような完成度 随所に張り巡らされた伏線とその鮮やかな回収の仕方 登場人物たちの事細かな心理描写、それによって成せるリアリティある会話 特に律が死んだ時の澪の不安定な気持ちなんかすごい感情移入しちゃって見てるこっちがハラハラしちゃったよ そして飽きのこないストーリー展開、王道でありながら新しいストーリはこの作者独特のレトリックによって成せる新ジャンル 間違いなくこの作者はいずれプロの作家として大成するんだろう こんなすばらしいSSに出会えてよかった 次回作も期待してるからがんばってくれ うーん… 物書きとしてゆるせないんだが 何この幼稚な文章